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第8回WCRP世界大会開催にあたって 紛争、宗教的過激主義、武器の拡散、必要な保護や養育を受けられない子ども達、環境破壊･･･ これらは暴力の現代的形態の例である。いかなる国、民族、宗教共同体もこうした暴力と、それらがもたらす影響を免れることはできません。しかしながら、宗教指導者や共同体は、宗教的、経済的、政治的、社会的にさまざまな形態の暴力に立ち向かい、その問題解決のための具体策を提示することが出来ます。このような各種の暴力や具体策が共同体に与える影響を確認することを通して、問題解決のために不可欠な宗教協力の必要性が明らかになっていきます。宗教協力を通して宗教共同体や指導者は、共通の安全を創り出す壮大な実践への取り組みを開始しようとしています。 第8回世界大会の参加者は、@紛争解決、A平和構築、及びB持続可能な開発を通して、すべてのいのちが守られる安全を確保するために各個別テーマに取り組んで参ります。 事前学習会では、貧困の軽減、男女不平等等、そして環境破壊などを含む特定の問題のサブテーマについて討論を重ねて参ります。そして、地域レベル、国内レベルの諸宗教評議会に集う宗教指導者が、自らの体験を分かち合い、世界大会後に向こう5ヶ年の行動計画を作成することになっております。世界のさまざまな地域から集まる宗教指導者間の活発な交流は、世界大会が採択する提案事項を通して、世界的な拡がりをもつ諸宗教評議会のネットワークが具体的活動に導かれるように期待されております。 この度の第8回WCRP世界大会の参加を通じて、我々の平和と繁栄そして希望への取り組みに新たないのちが吹き込まれることを期待して止みません。 |